2015年12月3日木曜日

Blenderでチューブの表面を光が移動するアイテムの作り方

セカンドライフ技術系 Advent Calendar 2015[12/3担当]
複数人で一ヶ月間1日一つ技術系トピックスをあげています。


今回はBlenderでチューブの表面を光が移動するアイテムの作り方です。
わたしこの演出が大好きなのでSLでいっぱい増えればいいなと思いこの記事を書きました。結構簡単にできるので作ってください。




最初に

1.まず素体のチューブを用意します。 Curve機能を使えば簡単。

2.先にUV展開を済ませておく。UV展開方法はここを参考に。
UVマップは横長にする。SLのテクスチャをスクロールさせるスクリプトが横方向にしか流れないため。


3.チューブのメッシュを同じ場所にコピー(Shift+D)する。
このメッシュが外側の光が流れる方のメッシュになります。

外側に面を貼る

1.光のメッシュを選んで『OutLiner』画面の六角レンチアイコンの『Add Modifier』プルダウンメニューから『Solidify』を選択。


2."Even Thickness"と"High Quality Normals"にチェックを入れ、"Fill Rim"(厚みの間に面を貼る)のチェックを外します。
今回は"Thickness"と"Offset"の数値を使います。
"Thickness"の数値は厚みを設定します好きなように調整してください。
"Offset"は厚みを出す位置、どちら側にはみ出すかを設定します。今回はチューブの外側に光を流したいので、プラスの数値を設定します。




3.『Solidify』パネルの『Apply』を押すと確定します。
外側にメッシュができています。

分離をする

内側の頂点をalt+右クリックで選択をして消去する。

これでBlender上の作業は終わりです!
Collada形式で出力してSLにアップロードしてください!


光のテクスチャを用意する

横にスクロールするので以下のような画像だと最初の動画のような光がチューブの周りを撫でるような感じになります。 この画像は個人的な使用ならSLにアップしても構いません。(フリー配布や販売はダメ)
これを外側の光のメッシュに貼ります。
光のテクスチャ

スクリプトを用意する

テクスチャをスクロールさせるスクリプトです。
llSetLinkTextureAnimを使用します。

  llSetLinkTextureAnim(リンクナンバー,ANIM_ON | SMOOTH | LOOP,面,横フレーム,縦フレーム,開始位置番号,毎秒のフレーム数);
スクロールの場合は赤字の部分を変更して調整します。

以下のスクリプトをコピーしてSL内で使用してください。こっちは自由に使用してOKです。タッチをするとスクリプトの入ってるプリムがスクロールを始めます。


default
{
    touch_start(integer num_detected)
    {
   
llSetLinkTextureAnim(LINK_THIS,ANIM_ON | SMOOTH | LOOP,ALL_SIDES,1,1,1,1,0.1);

    }

}


完成!






2015年12月2日水曜日

BlenderでUVを四角く展開する

セカンドライフ技術系 Advent Calendar 2015[12/2担当]
複数人で一ヶ月間1日一つ技術系トピックスをあげています。



今回はメッシュUVマップをBlenderで四角に綺麗に、ちょっと楽に展開する方法です。
この方法はメッシュが四角の集まりでないと成功しない可能性があります。


今回は以下のメッシュをUV展開します


1.普通にSeamを入れて『Unwrape』で展開します。
するとちょっと以下のようになります。この時なるべく垂直、水平になるように角度を調整してください。回転はキーボードの『R』


3.次に『3DViwe画面』、Edeit Modeで面を選択できるようにして、四角く展開したいメッシュの面を一つ選択してください。

4.そして、『A』を押してメッシュ全て選択をしてください。
下の画像のように面が他の選択部分より一つだけ白くなっているはず。最後に頂点を選択するモードを選択。


5.『UV/image Editor』に移って、さっき選択した面の部分が白く網掛けになっているのでそこの面の周りだけ垂直水平にします。


6.垂直水平にしたい列を選択して『UV/image Editor』の中にマウスポインターを置いたままキーボードの『W』を押して、Align OutoまたはAlignX,AlignYのどれかでまっすぐになります。


7.以下の図のようにする。他の部分がぐちゃぐちゃでも問題なし。


8.『3DViwe画面』にもどり、Edeit Modeでキーボードの『U』から『Follow Active Quads』を選択、プルダウンメニューは『Length Average』または『Length』を選んでOKを押す。

9.するとUVが綺麗に四角に!!